lover7 満点の星空の下、二人が手を繋ぎながら帰って行く。 「ねえ、」 「はい」 「今日ガイと夕飯たべて、そのあとハヤテと酒飲みに行ったんだよね」 どこか不安げなカカシの声色。 「なんか・・・言われた?」 やはり不安なのだろうか カカシはに優しく問いかけた。 ちゃんとあったことを言わなきゃ カカシさんのためにも、自分のケジメのためにも。 「ガイさんにもハヤテにも・・・告白・・されましたよ」 「・・・・」 カカシは黙って聞いている。 「ガイさんは友だちとかお兄ちゃん、て感じで恋愛感情なんてなくて・・。ハヤテとは・・・」 そう名前を言ってから、無意識でぎゅ、と強くカカシの手を握っていた。 「ハヤテとは・・・キスを・・。でも!やっぱり私はカカシさんが一番で・・・。 どんなにハヤテが私によくしてくれても、思いを寄せてくれても、カカシさんしか考えられなかったんです・・・」 ぎゅ、と強く握り続ける。 するとそれに応えるようにカカシも手を強く握り返してきた。 「カカシさん・・・」 「ちょーっとハヤテには嫉妬するけど、でもちゃんが俺を一番、って思ってくれてるならそれでいいよ」 「はい」 にこ、と笑ってカカシを見た。 するとカカシもにこ、と笑い、ちゅっと口づけた。 「あとでたーっぷりキスするからね?」 「?」 「ハヤテにされた分、消毒しなきゃ」 つん、とカカシが言えば、はふふ、と笑った。 「ハヤテは毒じゃないですよー」 くすくすと笑う。 カカシもつられて笑ってしまった。 「」 ふいに名前を呼ばれて、急に抱きしめられた。 「大好き」 「私も大好きですよ」 もカカシを抱きしめ返す。 さっき手を握り返してくれたように。 「きゃあ!」 急にカカシがを横抱きにした。 「カ、カカシさん?!」 「もう我慢できない」 そして行きと同じように瞬身でカカシの家まで行った。 「わっ!」 暗い部屋にドサ、と乱暴にベッドへ降ろされる。 「ここは・・・?」 「俺の家。の、ベッド」 カカシが額当てと手甲を取りながら言った。 「べべべベッド?!」 ベストを脱ぎ棄て、カカシもベッドへと座りこんだ。 そしての耳元へ口を持って行き 「言ったでしょ?もう我慢できない」 「!!」 そしてカカシは戸惑っているに口づけた。 先ほどの軽いキスではなく、深く甘いキス。 「ん!」 びっくりして、ついはカカシの肩を押した。 しかし力を入れて押したはずなのに、少しもカカシは動かなかった。 すると逆にカカシはゆっくりとをベッドへ寝かした。 その間にも続く甘い口付け。 「ん・・・は・・あ・・」 カカシは大切なものを扱うかのようにの頭を優しく撫でた。 そして頬を撫で、その手を下げていき、胸のふくらみにたどり着いた。 優しく揉むと、びくっ、との肩が震えた。 ようやくカカシが唇をはなし、 「こわい?」 「・・いえ。大丈夫です。カカシさんだから・・こわくないです」 と、恥ずかしそうに答えた。 にこっとカカシは笑って、再びキスをした。 何度も口付け、角度を変えての唇を堪能する。 片手はするっとの服の下を通り、背中にまわって下着のホックを外した。 カカシがふとの顔に目をやると、すでにとろん、とした目をして、頬を真っ赤にさせていた。 「かーわいい」 カカシのつぶやきに、さらに顔を真っ赤にさせた。 優しく胸を揉み、キスを続ける。 「ん・・・・ふ・・・」 吐息交じりにが身をよじる。 着ている服が邪魔になり、の上に着ているものをすべて脱がせた。 「あ・・や、恥ずかしいです・・・!」 慌てて胸を手で隠した。 「暗いから大丈夫でしょ?」 「で、でも・・・!」 「じゃあ」 カカシも上に着ているものを脱ぎ、お互い上半身裸になった。 「これなら恥ずかしくないでしょ?」 「〜〜〜〜!!!」 ますます恥ずかしくなったはついに胸ではなく顔を隠した。 「目のやり場に困りますぅ・・・」 「こーら。かわいい顔かくしちゃダメでしょ?」 そう意地悪くカカシが言うと、ぐいっと腕を頭の上でひとまとめに掴んでしまった。 「カ、カカシさんなんかいじわるですよぉ・・・」 隠すこともできずには泣きそうな顔をしながら訴えた。 その顔がどうもかわいくて、ついカカシはいじめたくなる。 「ほんと綺麗」 「や・・・」 柔らかな胸に手を置き、ゆっくりと脇腹、腹、腰へと撫でていく。 たまらなくなって、ちゅ、と首筋へと口づけをした。 「ん!カカシさ・・あっ!」 きつく吸い、赤い印をつけた。 そしてそのまま乳房へと口を移動させ、すでに自己主張をしているそこへと舌で愛撫を施した。 ぴくん、とが身じろぎ、カカシの与える快感に耐えていた。 両手を掴んでいたカカシの手が離されたが、すでには抵抗することなくカカシを受け入れた。 カカシは空いた手でスカートを脱がし、下着の上から足の付け根へと移動させる。 その瞬間にも、が小さく肩を揺らしたのをカカシは見逃すことはなかった。 下着の上から堅くなっているそこへと刺激を与える。 「あっ!や、ああっ!」 「気持ちいい?」 乳房への愛撫をやめ、顔をあげたカカシの問いかけに、は目をぎゅっと閉じたまま恥ずかしそうに顔をそらした。 その行動にカカシはきゅんとなり、先ほどよりも強い刺激を与えると、の足に力が入り、足を閉じようとした。 「や、だめカカシさ・・!んん!あ・・・ああっ・・」 するっと下着を脱がせ、直にの中へ中指を入れた。 「んっ!!」 びくん、との腰が浮いた。 「ちゃんは敏感だね。もうこんなに濡れてる」 くちゅ、と音をさせて中をかき混ぜる。 「あっ・・・や、恥ずかしい・・・」 の訴えを聞かずに、そのまま指をゆっくりと出し入れをする。 ちゅ、くちゅ、という音と、の小さな声が部屋に響く。 こりっとしたものが指に当たり、カカシの指がそれをとらえた。 「あっ!!ダメ、そこ・・・や、ああっ!!」 人差し指と親指を広げ、めくられたそこへの愛撫が、は頭がおかしくなるくらし気持ちがよく、ぎゅ、とシーツを握った。 「や、ああっ、ダメ!あっ!」 「気持ちいい?」 さきほどの問いかけを意地悪く聞くと、今度は素直にこくこくと頷いた。 「も、だめっ!はっ、ん・・・!!んん!!ふあ・・・・」 ようやくカカシの指がそこから離れた。 はぁ、はぁ、と息を荒くしてが涙目になった目でカカシを見つめた。 「イきたかった?」 「そ、んなこと・・・ないですっ!」 「強がっちゃって」 そうカカシはにやり、と笑って、の足の間に顔をうずめた。 「えっ?!あ!!や、そんなところ・・・!あああっ!」 の声が高く上がった。 の小さな抵抗を気にすることなく、カカシは執拗に攻め続ける。 「はぁ、ああ・・・んぁ!!や、もうカカシさん!はっ・・あああ!」 びくん、との腰が震える。 それでもカカシは先ほど執拗に攻めたところへ再び刺激を与えた。 「あっ・・・!やあ・・!!あっ・・・あっ・・・!!も、やだぁ・・・!」 ふとの顔を見てみると、顔を真っ赤にして、ぽろぽろと涙をこぼしていた。 その顔を見て、すこしかわいそうに思ったカカシはそこから離れ、のやわらかな髪をなでた。 「ごめんねぇ。ちゃんがかわいくてちょーっといじわるしちゃった」 そうカカシが謝ると、も上半身を起こしてふるふると頭を振った。 「わたしこそ・・・あの・・その・・・」 とりあえず恥ずかしくて、がもごもご照れているのを見て、カカシは微笑んだ。 「もーちゃんほんとかわいい。これ以上おれを刺激したらどうなってるかわかってる?」 「え?・・・えぇ?!」 びっくりしてがおどおどする姿にもカカシの胸が打たれた。 ぽん、と優しくをベッドに寝かし、耳元に口を寄せた。 「もしかして、確信犯?」 そうつぶやいて、のとろりと溶けたところへカカシは一気に腰を深く沈めた。 「っ!!!!」 ひゅっとが声にならない声をあげ、小さく息を吸った。 「は・・・きつ・・・」 奥へ奥へとカカシを誘うかのようにうねるそこに、カカシは軽く眩暈を覚えた。 お互い、ようやく一緒になれた想いがうれしくて、動くことなく自分の中に存在していることを実感していた。 「は・・・あ・・・カカシさん・・・」 「イっちゃった?」 そう尋ねると、恥ずかしそうには小さく頷いた。 「すごい・・・カカシさんの熱い・・・」 「ちゃんのこそ。すっごいきもちー」 まだ頬に少し残っていたの涙を、指でぬぐってやると、がカカシの首に腕を回して抱きしめた。 そしてそのままのほうから口づけた。 「どうしたの?急に積極的になっちゃって」 「だって・・・嬉しくて」 最後は小さくて聞き取れないくらいの小さな声でカカシの首に顔をうずめたまま言った。 その言葉を聞いた瞬間、ずく、との中のカカシが反応した。 「んっ」 カカシの首元で小さく声を上げたに耐えきれず、カカシは体勢を変えた。 ベッドに胡坐をかき、その上にを座らせた。 「は・・あ・・・」 体勢を変えただけでも、びくん、と身体が反応するに、ついめちゃくちゃにしたくなる欲望が表れそうだった。 「こっちのほうが抱きしめやすい」 ぎゅ、とカカシもを抱きしめた。 「でも・・これすごく・・・あの・・・」 「奥までくる?」 「はい・・・」 わざと余裕を見せているかのようにふるまうカカシだが、実はただじっとしているだけで果ててしまいそう。 「ちゃん・・・」 の髪をいじりながら、名前を呼んでカカシのほうへを向かせた。 ちゅ、と軽いキスをして、にこ、と微笑んだ。 「愛してるよ、」 「私も・・・カカシさんのこと愛してます」 それを聞いたカカシは、再びにキス。 「そろそろじっとしてるのきついんだけど」 「え?」 「だから、そろそろ〜・・・」 の腰を持って、ずん、と1回奥を突く。 「ああっ!ちょ、ちょっと待ってくだ・・・あっ!」 ずん、とが言い終える前にもう1突き。 「ま、まって・・・!ま、まだ!」 「もうだーめ」 そう言って、ゆさゆさとの腰をおもうように揺らした。 「ひゃ、やっ!ああっ、は、ああ、あっ・・・!」 「もーほんとちゃんたらエロい・・・」 「そ、そんなこと・・あんっ!ないです!」 カカシの独り言にも従順に返事をするに、きゅん、となる。 「・・・」 ぎゅ、と目を閉じているの名前を呼び、ちゅ、とキスをした。 さっきまでの軽いキスだけではなく、深く甘く。 ねっとりとの舌と絡め味わう。 の口から甘い吐息が漏れる。 の背中に回していた手を前に持ってきて、腰の動きと一緒に揺れる胸をやわらく揉んだ。 「んっ!ふぁ・・・あっ・・はぁ・・」 苦しげにひそめる眉も、とろん、とした瞳も、なにもかもが愛しい。 ぷは、と苦しくなってが口を離すと、つぅ、と銀色の糸が二人を結んだ。 カカシがを抱きしめ、ゆっくりとベッドに寝かせた。 その間、二人の律動は止まり、はぁ、はぁと息遣いだけが部屋に響いた。 再びカカシが深いキスを始め、ゆっくりと腰も動き始めた。 「は・・ふ・・んん!ふぁ、あ・・・あ・・」 必死にもカカシのキスに応戦しようとするが、カカシから与えられる快感で頭が真っ白になり、ただ受けるだけとなってしまう。 苦しくて、が顔をそむけてカカシのキスをよけようとしたが、カカシがそれを許さなかった。 息つく間もなく責め立てられ、空気も十分にとれないはくらくらとしてきて、カカシの動きに酔いしれた。 しかし、ようやくカカシがキスをやめ、の首元に顔を埋めた。 そしてさきほどつけたように、の白い肌にキスマークをつけた。 「が・・・俺のだって印つけておかないと、また・・悪い虫がついちゃうからねぇ」 そういってカカシは、ゆっくりとした動きからスピードを速めを攻め立てる。 「あっ!!や、だめ!は、ああっ、あ、あ、もう、カカシさ・・ん!」 強すぎる刺激に、はぎゅ、と瞳を閉じ、カカシの背中を強く抱きしめた。 それでもカカシの動きは止まらず、二人の体がぶつかり合う音が二人の聴覚を刺激する。 「あっ、ああ、また・・カカシさ・・、や、あっ!」 「またイきそう?」 必死に頷くが、カカシは意地悪く腰の動きを止めてしまった。 「ぃや・・・!」 ついから声が漏れてしまった。 「はぁ・・あ・・・カカシさん・・・」 恨めしくカカシをにらみつけるが、カカシはにや、と笑った。 「もーちゃんほんと可愛くていじわるしちゃいたくなる」 「う〜〜カカシさぁん・・・・」 「でも、もうダメ。俺がもたないや」 にこ、と笑うカカシにただは頬を赤く染めるだけだった。 「おまたせ、お望み通り天国へ連れて行ってあげる」 おどけていうカカシになにか反論してやろうと開いたの口からは、カカシの激しい律動によってただ甘い声だけしか出てこなかった。 「んん!!あっ、あっ!!や、あ、あっ!」 「・・・っ・・は・・」 「あ、は、あ、イく・・!も、だめ・・!!」 「いーよ。も、おれも・・・」 「ああ、あっ・・!は、ダメ、あっ、ああ・・・!ああああ!!!」 「くっ・・・」 同時に高みに上り、びくん、との中が震え、カカシの熱い欲望が吐き出された。 「はぁ・・あ・・・はぁ・・・」 カカシがぱたん、との横に倒れ、何度か荒い呼吸を繰り返した。 「はぁ・・・ほんと最高、ちゃん」 うっすらと汗をかいたカカシが、の額にかかった髪をどかしてやりながらにこ、と笑った。 「もう・・・カカシさんこそ良すぎて本当に天国いくかと思いました・・・」 「はは、ちゃん感じやすいもんねぇ」 「ううぅ・・そういう恥ずかしいこと言わないでくださいよ・・・」 ぷい、と怒ったようには言うが、気にすることなくカカシはにやにや笑った。 「あーだめ。ほんとかわいい。無意識にそんな可愛いことしちゃってさ、俺をどうしたいわけ?」 「え?いやいや、そんな・・・」 「と、いうことで」 「?」 きょとんとするをそっちのけに、カカシはの上に覆いかぶさった。 「もう1回天国みよっか」 屈託のない笑顔でそう言われて、ついは笑ってしまった。 「ふふ、お願いします」 どちらからともなくキスを交わし、それがだんだんと甘く深くなっていく。 「ふ・・・ん・・・」 すでに元気になっているカカシのそれが、さっそくの中に入ってきた。 「んん!あっ、は、あ・・!」」 今度は最初から激しくカカシの腰が動き始めた。 すると、急にを抱きかかえ、うつぶせに向かせて四つん這いにさせた。 後ろからカカシが攻め、初めての体勢で、ただ快感に耐えるためにはシーツを握るしかなかった。 「は、あ、すご・・!はぁ、ああっ、や、ああ・・・」 「っ・・・やばい・・やみつきになりそ・・・」 「んん!だめ、また・・!イきそ・・・あっ!」 「どーぞ?」 カカシがそう言うなり、今までの腰に当てがっていた手をの秘芯をコリッと弄った。 「ひゃあ!!や、それは・・!!は、ああっ!ああ、あ、だめ・・!ああ、ああああ!!」 くん、との背中がはね、きゅうう、とカカシを容赦なく締め付ける。 腕で体重を支えられず、がくん、と上半身がベッドへ崩れ落ちた。 が、カカシはからの締め付けを奥歯を噛みしめてやりすごすと、ぐったりしているに再び腰を動かし始めた。 「や、ま、まだだめ・・!」 「この体勢もなかなか・・いいけど、やっぱり・・・」 「え?あ、ああっ!」 ぐりん、と再び体勢を変えられ、さきほどと同じようになった。 「ちゃんの顔も見たいしね?」 の額の汗をぬぐってやり、再び動き始めた。 「あっ・・わたしも、このほう・・が、カカシさんの、顔が見れて、いいです・・!」 「ほんと?」 カカシは嬉しくなってに口づけた。 「ん・・・ふ、うぁ・・、は、ああ・・はぁ・・ああ、あ・・」 「は、イきそ・・・」 「わたしも・・・ああっ、あん、あ、くっ、あ、あああ・・・!!!」 「は・・あ・・・」 ぎゅ、とお互い手をにぎりながら同時に達した。 さきほどと同じようにカカシはの横に倒れ、目を閉じながら呼吸を繰り返した。 「はぁ・・・はぁ・・・もう・・疲れました・・・」 「おれも」 「感じ疲れました」 「そっち?」 「だって・・・」 予想外な理由で、ついカカシはくす、と笑ってしまった。 「そんなよかった?」 「またそうやって・・・」 も照れ隠しのようにくす、と笑って枕にぽす、と頭を埋めた。 「あ」 「なに?」 「カカシさんのかおりがします」 「え?そう?」 「はい、なんかあまいようないいにおいが・・・」 「えーおれ一応忍だからにおいとかあっちゃダメなんだけど」 カカシもの横に来て、枕に顔を埋めた。 「・・・におう?」 どうやらカカシにはわからないらしい。 「んー・・・本人には・・わかんないん・・です・・よ・・」 最後まで言い切った後、すーすーとの寝息が聞こえてきた。 枕に顔を埋めたまま寝てしまったにびっくりしたが、そっとふとんをかけてやった。 「んー・・・」 するとごろん、とカカシ側に寝返りをうってきた。 くい、との頭がカカシの胸にあたり、カカシもの肩を抱きしめて目を閉じた。 <<<6 Lover TOP >>>8 NOVEL TOP |