「ひあっ、あっ、や、カカシくん!」 「く・・・はあ・・・」 カカシの叩き付けるような腰に動きに、抑えきれない甘い声がの口から漏れ出す。 もったいないから、と脱がさずに残された下着も、上にずらされたり片足だけ外されたりと好き勝手されてしまった。 でももうそんなことなんてどうでもいいくらい、目の前のカカシが色っぽく逞しく、美しかった。 一方カカシは、今まで見たことない表情や声を上げるに煽られまくり、ほとんど暴走気味にのことを求めていた。 何度口づけても、もう一度と身体が求める。 「カ、カシくん・・・」 カカシの首に両腕を回し、の方からカカシへ口づけた。 「んん・・・ふ・・・は、あ・・・」 直接咥内に注ぎ込まれるの甘い声が、より一層カカシを煽情させる。 ぬるりとの舌とカカシの舌が絡まり、上からも下からも卑猥な音が鳴り響く。 カカシの動きに合わせて揺れる乳房に手を這わせ、もう片方の手で優しくの頭を撫でる。 余裕なんて最初からないが、愛しいを目の前にすると余計に余裕がなくなってくる。 ガツガツとひたすらにを求め、麻薬のように頭を麻痺させるとの口づけ。 ようやく口を離したとき、つう、と銀色の糸が二人を繋げると、今まで切なげな表情を浮かべていたが、ふと官能的に微笑んだ。 「!」 その微笑みを見た瞬間、ビリビリッとカカシの背筋が震えた。 「っ・・・さ、ん・・・ッ!!」 「あぁっ・・・!!」 身体というのは正直なもので、我慢を重ねた自身は満を持して絶頂を迎えた。 もカカシの腕をぎゅう、と握り、声にならない声を上げて達した。 「はあ・・・はあ・・・」 とカカシの乱れた呼吸が部屋に響く。 どさっとの横に寝転んだカカシは、とろけた表情を浮かべるの横顔を見つめていた。 その視線に気づいたが、カカシの方に振り向いて幸せそうに微笑んだ。 「さん・・・、やっぱり意地悪ですよ」 の微笑みを見るたびに、ドキリと心臓が跳ね上がる。 その微笑みも、さっきの微笑みも、ずるい。 「ええ〜?ひどいなあ」 なんのことだかわかっていないはくすくすと笑って、カカシを慰めるように優しく頭を撫でた。 「さん」 を抱き寄せ、しっかりとその身体を抱きしめた。 こみ上げてくる幸せが、なんだかくすぐったい。 「カカシくん、好きだよ」 カカシに優しく口づけ、は照れたように笑った。 「俺もですよ」 これからもずっと、この人に魅了されて翻弄され続けるんだろう。 でもそれも 悪くないかもしれない。 4<<< Novel TOP |