ちゃん・・・」


そっとベッドに組み敷けば、少し恥ずかしそうに目を泳がせる
たまらず柔らかそうな唇に口づけ、早急にの着ている服を脱がし始めた。

「カ、カシさ・・・・ッ」

恥ずかしそうにされるがままのの反応を見ているだけでカカシは顔がにやけてしまう。

「まだ恥ずかしいの?」
「ま、まだって・・・」

いつまでたっても恥ずかしいものは恥ずかしい、と真っ赤な顔をしながらカカシのことをジロリと睨みつけるものの、そんな顔ですらカカシを煽るのには十分だった。
の髪をやさしくかきあげながらそっと口づけ、止めていた手を再び動かし始めた。

「んっ」

途端に甘い声をもらし、ぎゅっと目をつぶった。
前をはだけさせて、下着越しに胸の膨らみを優しく包み込んだ。
その隙にもぬるりと舌を絡ませ、息を乱すにお構いなしに口づけを続けた。
背中に手を回してホックを外しつつぐいっと上へとずらすと、すでに自己主張をし始めている膨らみの先端をきゅっと摘まんだ。

「ひあっ」

ビクッと肩を震わせ、その拍子に口づけを続けていた顔を離した。
つう、と銀色の糸が官能的に二人を繋ぎ、こちらを見る欲情にまみれたカカシの瞳がなおさらをゾクリと扇情させた。
手のひらで膨らみを包み指先で先端をつまむと、は恥ずかしそうに身をよじらせた。

「や、カカシさん・・・!」
「やじゃないでしょ?」

ニヤっと笑いながらもう一方の膨らみに口づければビクリとの身体が震え、その動きに合わせて柔らかなふくらみも揺れた。

「んっ」

慌ててカカシを離そうと頭に手を添えるが、カカシの舌が先端を舐め上げると手に力が入らなくなってしまった。

「カカシさ・・・や・・・あっ」

執拗に胸への愛撫を続けられて、そのたびにビクビクと身体が震えてしまう。
はだんだんと身体の奥が火照ってきたようで、もじもじとものほしそうに両足を擦り合わせているのに気付いたカカシ。

「もうほしくなっちゃったの?」

意地悪くそう聞けば、は顔を真っ赤にして首を横にふった。

「べ、べつにそんな・・・!」

強がるにカカシはニヤリと口角を上げ、図星をつかれたはふいっと顔を反らした。

「じゃあまだいっか」

本人がそう言うのなら、きちんとその気になってくれるまで火をつけてあげないと。
そう妖しくたくらむカカシは意地悪く微笑む顔を隠すように再び膨らみに顔を埋め、ぬるりと舌を這わせた。

「あっ・・・!は、あ・・・カカシさん・・・」

なにかを訴えるようなの声には気が付かないふり。
ちらりとの顔を盗み見れば、切なげに顔を歪ませつつもどこか物足りなさそうな表情。

「ほしいの?」
「・・・うん・・・」

こくん、とようやく小さく頷いた
さっそく手をするすると撫で下ろしたが、はたとその手を止めた。

「・・・?」

なおも焦らされるのかとはカカシを見つめたが、カカシは何かを思いついたようにニヤリと再び意地悪そうな顔。
その顔を見てなんだかいやな予感をして身構えるの耳元に、カカシはそっと顔を寄せた。

「ね、もう一回ちゃんがしてるところ見たい」
「・・・・はぇ?!」

耳元でやけに甘い声で囁かれた思わぬ発言に、は間抜けな声と共に目を白黒させた。

「見せてくれたら、ちゃんがほしいもの、あげる」

ね?と笑うカカシに、は慌てて首を振った。

「い、いやです!そんなの、絶対ダメ!」
「えー、一度見せてくれたじゃない」
「見せたって・・・勝手に盗み見たんじゃないですかー!」

ぐ、とカカシの肩を押して離そうとするが、頑強なカカシはぴくりと動かない。
前の時だって本当は見られたくなかった、というか見せるつもりなんてさらさらなかった。
タイミングがいいやら悪いやらで見られてしまっただけのこと。

「だから今度はちゃんと見たいなぁって」

再び耳元に口を寄せ、ぬるりと耳に舌を這わせた。

「ッ・・・!だ、だめですってばぁ・・・」

びくっと身体を震わすの声色に、あともうひと押しだと確信するカカシ。

「どうしても?」
「どうしても!・・・・あ」
「ん?」

どうしても引かないカカシにはあることを思いついた。

「わたしだけじゃ不公平です、カカシさんが見せてくれるなら」
「いいよ」
「えっ」

これはさすがにも想定外。
ここは渋るカカシに、だからやめましょう、と一気に畳みこむ予定が、なぜかあっさりOKを出したカカシ。

「いやいや、ま、まってください!」
ちゃんから言い出したんだよ」

ニヤリと笑うカカシはの手をとり、あっという間に足の付け根へ手を添えた。
の手の上からカカシも手を重ね、の指ごとすでに潤っているそこへ下着越しに指を這わせた。

「ほら、わかる?」
「や、やだ、カカシさん!」
「最初は手伝ってあげるよ」

それでもまだ騒ぐに口づけて黙らせると、だんだんと抵抗する力が弱まってきた。
いつものように指を動かすカカシの指に合わせての指も強制的に一緒に動かされる。
ねっとりと舌を絡ませれば、もはやはとろんとした目で抵抗することもなく合わせた口の隙間から吐息を漏らした。
せっかくだから、と邪魔そうな下着を脱がせてやり、最初は躊躇していたの指と共にゆっくりと指を挿し入れた。

「んっ・・!ふ、あ・・・」

少し抵抗はするものの、時間が経つにつれ自分のいいところを見つけたのかの指の動きが大胆になってきた。
そっとカカシが手を離してみてもその動きは止まらない。
ベッドヘッドに上半身をもたれ掛けさせ、やりやすいように両脚を広げさせると、すっかり蜜をあふれさせたそこが露わになり、の細長い指が中に挿れられている様子が余計に官能的だった。

「や、カカシさん見ないで・・・」

止まらない自分の指に戸惑いつつも、向かい合っているカカシから恥ずかしそうに顔を背けた。
その扇情的な姿にカカシは生唾を飲み、本来ならすぐにでもその中へ身を沈めたいが、一応約束したのだからそれを破るわけにもいかず、すでに張りつめた自身に手をかけた。

「はあ・・・」

煽られ続けて焦らされていたのはカカシも同じ。
手で包み込み上下させると、ようやく訪れた快感に思わずため息が漏れた。

「ん・・・は、あ・・・」
「は・・・」

の控えめな喘ぎ声と、お互いの吐息が部屋に響く。
最初はちらちらとカカシの手元をこっそり見ていただが、すでに視線は釘付けになってしまっている。
その熱い視線に気がついたカカシはまた一段と自身が膨らむのを感じた。
はあ、と息を乱して指を動かすの熱のこもった目がカカシの自身を見つめたのち、なにかを訴えるようにカカシの目を見つめた。

「気持ちいい?」

きっと投げかけてほしい言葉はこれじゃないことはカカシも分かっている。
だけどつい意地悪したくなって。

「カカシさん・・・」

分かってるくせにふわふわとかわすカカシについには我慢しきれなくなり、自身を慰める手はそのままにもう片方の手をカカシの自身に手を伸ばした。

「・・・ッ」

の指が触れた途端、カカシは小さく息を吐いた。
根元部分を擦る自分の手と先端部分を撫でるの指の動きがたまらない。
それで終わるかと思いきやは身体を起こし、カカシの自身を目の前に四つん這いになった。
なにをするんだろうと見ていると、躊躇なく目の前のそそりたっているものを口に含んだ。

「!」

の舌が触れた途端カカシはびくっと背中を丸めた。
自身に釘づけだった目は煽るようにカカシを見つめ、つたない舌の動きでカカシを誘うように攻めたてた。

「随分と、積極的じゃない」

優しく頭を撫でると、ぷはっとは口を離した。

「カカシさん、いじわる・・・」
「ごめんね、ちゃんのほしがる姿が可愛くて」

むう、と拗ねるを優しくベッドに押し倒した。

「お礼はきちんと返しますから」
「・・・・うん」

うるうるとした瞳で、ごくりと生唾を飲んだのは
昂った自身をへ宛がうと、そこは熱く溶けてしまいそうなほど蜜が溢れていた。

「すごい、こんな濡れてる」
「や、言わないで・・・」

顔を真っ赤にしているに口づけを一つ落として、ようやく中へ自身を埋めた。

「んっ・・・は、あ・・・ッ!」

ようやく与えられた快感に強く閉じた瞳から思わず涙が零れ落ちた。

ちゃん、その顔、よすぎ」
「え・・・?」

ぱちっと目を開けると、そこには何かを耐えるような、妖艶で情欲的な表情を浮かべるカカシ。
あまりにも官能的なその顔に、ドキン、と心臓が高鳴った。

「ッ・・・あっ・・・!!」
「!」

そんなカカシを目の当たりにした瞬間、ビリっと全身に電気が走ったかのように一気に上り詰めてしまった。

「んっ・・・は、あ・・・はあ・・・」

自分でも驚いていたが、カカシも目をぱちくりさせて驚いていた。

「わたし・・・いま・・・」
「イったね」

くすっと笑うカカシに、も信じられない、といった表情。
カカシもカカシで目の前でのイった瞬間の顔を見せつけられ、あやうく巻き添えをくらいそうで冷や汗をかいた。

「もう、今日のちゃんエロすぎでしょ」
「ち、ちが・・・それを言うならカカシさんが・・・!」
「それも、ちゃんのせい」
「んんっ」

まだなにか言おうとするを口づけで黙らせて、そのままようやく腰を動かし始めた。
そっと口を離して覆いかぶさっている身体を起こし、の腰に両手を添えた。
カカシが腰を突き上げるたびに、その動きに合わせての膨らみがいやらしく動く。

「は・・・・エロいな、ほんと」

きょうはやけに視覚的に煽られる。
本当はもっと味わいたいけれど、こんな扇情的な姿を見せつけられれば必然的に限界が近づいてくる。

「あっ・・・あ、気持ちいい、カカシさん」

とろけた表情のはカカシを見つめ、少しひらいた赤い唇から甘い声が絶えず溢れ出る。
堪らずその唇に口づければの方から舌を絡ませ、直接カカシの体の中に甘い声が響き渡る。

「カカシさん・・・」

口づけの合間に甘い声で名前を囁かれ、途端にゾクゾクと背筋に震えが走った。

「もっと名前呼んで」
「カカシさん、好き・・・、カカシさん」
「俺も好き」

の甘い声を聴きながらカカシはだんだんと腰を動かすスピードを上げていき、せつなげな表情を浮かべるはビクンッと体を震わせて先に絶頂を迎えた。

「は・・・ッ、俺も、イく・・・うッ・・・!」

の甘美な締め付けにカカシも達し、何度か腰を打ち付けながら己の欲望を吐き出した。

「はあ・・・」

息を乱しているの隣に倒れ込み、そっとその体を抱き寄せた。

「もしかして、結構アブノーマルすぎた?」
「自覚なしですか」

プッと噴き出したはペチンとカカシの胸をたたき、クスクスと面白そうに笑った。

「でも・・・いや、なんでもないです」
「なに?」
「なんでもないです」

いたずらっぽく笑ったはカカシからふいっと顔をそらしてしまった。

「なによ、気になるじゃない」
「きゃー!」

そんなをグイっとさらに引き寄せじゃれ合っていると、は笑いながらようやくカカシの方へ振り向いた。

「でもそういうの・・・」
「うん?」
「・・・きらいじゃないです」

そういってニヤッと笑ったにカカシが再び覆いかぶさったのは言うまでもない。









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